[ TOP|記事一覧 ]
本日のオイスタートリビアは面白ニュース満載の「ロケットニュース24」さんの記事のご紹介です。
フランスのカキ事情について詳しく書かれた記事でございます。
是非ご参考くださいませ。
記事
▽
「フランスのカキは丸い」これ豆知識
【情報】
・ロケットニュース24
・atouda
【バージョン】
2010-04-22公開
▽保存用▽
日本のカキは細長い形をしているが、フランス産のカキは丸い形をしているのが特徴だ。日本のカキも十分美味しいが、丸いカキはブロン種『ヨーロッパヒラガキ』と呼ばれており、日本のカキよりも希少価値があり、価格も高額な高級品だ。
ブロン種のカキはフランスで好まれて食べられているが、フランスでは日本が由来のカキも食べられている。どちらかというと、ブロン種よりも安価な日本のカキが多く消費されているようだ(日本のカキがフランスに渡った理由はまた別の機会にお話ししたい)。
オイスターバーやレストランに行くと、ブロン種をはじめ、さまざまな種類のカキを食べることができる。その種類は日本のオイスターバーが足下にも及ばないほど豊富で、今回取材をしたフランス・パリのレストラン『L’Atlas』では数多くのカキを取り扱っている。この店では、安価なカキと高価なカキとでは、5倍も価格に差があった。
『L’Atlas』では店頭でもカキを販売しており、エカイエ(カキ職人)が手際よくカラ取り作業をしているのも見ることができる。フランスではシンプルにレモン汁だけをかけて食べたり、その店オリジナルのビネガーソースをかけて食べる。一緒に白ワインを飲みつつ、パンにバターをぬって食べることもある。
もしフランスに行ってカキを食べる際は、どうせならばブロン種のカキを食べたほうがいい。ブロン種はちょっと高額だが、日本の本格的なオイスターバーよりはかなり割安である。ちなみにフランス人のエカイエ(L’Atlasのエカイエではない)に話を聞いたところ、非常に過酷な仕事でありながら、収入が少ないと嘆いていた。極寒でも灼熱でも外で作業をしているエカイエたち。確かに過酷かもしれないが「つらいけどつまみ食いしてプラスマイナス0」と話していたので、職場環境は良さそうだ。
Photo by Rocket News24 Staff / 本誌記者撮影 / L’Atlas カキ料理
[ TOP|記事一覧 ]
(C)日本オイスター協会