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美食家で有名な北大路魯山人の牡蠣雑炊。
さぞかし凝っていて、一般ではできないのでは・・・
いえいえ、そんなことないんです。
魯山人曰く
「誤って大(たい)そうに考えるようなことがあっては馬鹿を見る。」
米のカサも増しますし、カラダも温まる。
しかも、牡蠣で滋養強壮。
是非、お試しください。
▽以下、青空文庫 より抜粋▽
牡蠣(かき)雑炊
こんなものを作ることは、まったくなんでもないことで、誰にでもわけなくできるものである。誤って大(たい)そうに考えるようなことがあっては馬鹿を見る。まず普通のお粥(かゆ)を拵(こしら)える。できたお粥の中に水を切ったかきのむき身を入れ、五分ぐらいたって、火からおろし、せりがあれば微塵(みじん)に切って振りかければ、それでかき雑炊は完成したわけである。茶碗に取れば、かきのよい香りとせりの香りが、いかにも快い。色調もよい。そのまま塩をふりかけ、かきまぜて食べるのもよく、そば出し汁程度のつゆをかけて食べるのもよい。また、単に醤油(しょうゆ)をおとして食べてもよい。
焼きのりはかきとよく出合う。あらくもんでふりかけて食べると、さらに充分を尽した味といえよう。かきの分量は、だいたい粥の四分の一くらいでよく、せりは粥の十分の一くらいもふりかければよろしい。煮え加減について、もう一度繰り返せば、かき雑炊の粥は、サッと煮えたアッサリした粥が、かきの風味とよく合う。かきは煮過ぎないこと、せりは火からおろしてふりまぜること。その程度の煮加減を選ぶがよく、とにかく、熱いのを吹き吹き食う妙味は、初春の楽しみの一つである。


【Info.】
・青空文庫
・国際中医薬膳師☆坂本雅代 さん
【Ver.】
2011-03-24公開