カキさら・・そう、皆さんにとってはただの一皿かもしれない。ただのランチであり夕飯かもしれない。でも創り手の角度からみたらどうだろう?そこに秘められた物語が、その一皿をさらに楽しく美味しくしてくれるかもしれませんよ。
「おいおい、、待て待て!!
それ、生で食べるよ、なんで潰す!?」
そういう私をしりめに、せっかくの『殻付き生牡蠣』を潰していくのだ。
「本当のオイスターソースって食べたことありますか?」
そういいながら手を休めることなく作業を続けている。
もう黙ってみていることにした。
3個ほどの生牡蠣を粗挽きにし、ゴマ油をひいたフライパンに移す・・
そこに砂糖を加え、ブランデーだろうか…ボワッ!っと火があがった。
5分ほどたったろうか、そこに生牡蠣の面影はなく、茶色く煮詰まっている。
「よかったらそのままパンにつけて食べてみてください」
いわれるがままに一口・・あれっ・・あれれ・・ホントにオイスターソースだ・・
香ばしくコク深いあのオイスターソース・・いやたしかに知ってるオイスターソースの様相は呈してはいるが、粗挽きの牡蠣部分がほどよいアクセントとなった新たな・・極上のなにか。
生牡蠣を煮詰めるだけで本当にオイスターソースになるのか・・そんな驚きとともに、あっという間に平らげてしまった・・おかわり・・
「あくまで余興ですよ」
そっか・・このわずかなソースのために、1個500円のオイスターを3個も潰してるんだった・・
でももはや僕の口はあきらめることを許してくれない。
キッカケは味と香りの博士
このお方↓
間違えた・・こっちだ↓
最初の写真は「これ以上ない牡蠣ラーメンをつくりたい」と云いだし、実験していたときのもの。恰好とかまで遊んぢゃうというか、こだわるというか、ファンキーというか、でも本当の博士。
それも味香り戦略研究所の列記とした主任研究員でもある。
そんな彼が、数年前に僕が主催している牡蠣のイベントに来たことを境に、例の牡蠣学校の門戸を叩いてくれ、それからの付き合いとなっている。
牡蠣にまつわるいろんな実験をしたり、女子大に講師にいったり、わけのわからないお酒を呑んで意識を失ったり・・
そもそもなんで牡蠣?ってきいたら「牡蠣は旨味(味)の宝庫なんです。なので研究対象としての価値たかい」と。
至極まともな答えが返ってきて、彼がそもそも優秀なことを思い出したり。
そんな彼っからこんな一言が・・
「その生牡蠣、煮詰めたら、5分でオイスターソースになりますよ」
特にセカウマな牡蠣だったら、とんでもない旨味のカタマリ、天然の旨味調味料ですよ。
冒頭のフックとまんまなやりとりが実際にあったわけです。
博士は僕が毎週日曜日に霞が関ビルでやっているラボ 兼 学校 兼 お店の「日曜かきフライヤーズ」に遊びに来ては、前述の「完全牡蠣ラーメン」などなど実験?して帰っていく。
で、できあがったものを食べてマヂで驚くという。このときは、身の方を濾してしまい「食べる」ではなく普通になめらかな「オイスターソース」でしたが。
そして、このときは、このオイスターソースを使って・・とんでもないものを創ってしまう・・それがこれ
セカウマ特大岩牡蠣のオイスターソーステーキ
これが↓
これで↓
こうで↓
こう↓
たまらんでしょ??
さすがに、このステーキはご来場いただくしかないのですがね・・でも今回、このセカウマ体験が自宅で気軽に味わえるお取り寄せ企画を立ち上げました。
そもそもセカウマな牡蠣自体に対して、全国津々浦々からお取り寄せの問合せを多数いただきまして・・でも殻を開けれないという・・そこで博士と牡蠣の人が融合して生まれたのが
食べるオイスターソース!
煮詰めるし、冷凍するしで、それなら全国どこでも気軽に「セカウマ体験」ができる! しかもこのタベオイが食べたいとか、来場者の方からおみやにしたいとか・・で、、どうせつくるなら、多めに造ってひとりでも多くの人に、と思った次第
そんなこんなで博士のレシピをベースに、僕こと牡蠣の人のノウハウを融合し生まれたのが冒頭の写真のこれ↓
アレンジですけどね。アツアツごはんにこれまた博士特製の温玉にちょいとのせちゃいました。そもそもタベオイさえ手に入れたらこんなことも自由自在。
2016-09-27