写真:1890年頃のニューヨーク、牡蠣船で作業する従業員
2世紀前から湾の浅瀬にあった3兆個もの牡蠣からなる牡蠣礁が自然の堤防となり、2012年にニューヨークを襲ったハリケーン「サンディ」の最初の防波堤になったと、グリーンバーグ氏は著書に書いています。(*4)
次の50年で海水が約2フィート(約61cm)上がると環境科学者によって予測されています。
それを踏まえて、サンディ以降、陸隊や、建築家、連邦および市役所当局は、次の大災害に備えて意見を交換し、5マイルに渡って大規模に堤防と高くするなどの対策を提案しています。
ただこのアイデアは概算で500億ドルもの費用がかかる言われています。
そこで、マンハッタン島のまわりに再び牡蠣を養殖することで10億ドル未満の予算に抑えられ、遥かに費用対効果が高いとグリーンバーグ氏は断言しています。
現在、NY/NJ Baykeeper(ニューヨーク州/ニュージャージー州ベイキーパー)(*5)は、ガヴァナーズ・アイランドに本部を置き調査を開始しています。
牡蠣は空になった(死んだ)牡蠣の殻に付いて縦に高く連なって生息する珍しい貝で、サンゴ礁のように広がります。
1972年より、政府による水質改善で、汚染はかなり減ってきていますが、 牡蠣礁による水質改善は自然に任せたまま継続できる方法だとグリーンバーグ氏は確信しています。
Photo: Getty Images
もっとも、この計画の重要なポイントはリサイクルです。
毎年、都市のオイスターバーから、トン単位で出る牡蠣殻の量を考えてみて下さい。
それらの牡蠣殻は、牡蠣礁を甦らせる土台として再生させる事ができるでしょう。
しかも、ベースとなる牡蠣殻の炭酸カルシウムは、コンクリートで覆うよりも、牡蠣の幼生を着床されるのにより恵まれた環境が作れるだろう。
”牡蠣礁だけが、ハリケーンによる洪水を防げる訳ではない。しかし、牡蠣礁があることで、最悪な状況を避ける事もできるだろう。”と、グリーンバーグ氏は言います。
”牡蠣礁は、例えば、風の無いロックウェイズやコニーアイランドまで広がるかもしれない。”とも書いています。
”(ハリケーンにより)波は予測しないところまで来るかもしれない。そして近い将来、私たちは(自然の災害に備え)陸地と海がうまく共存する事を考えなければならなくなる時が必ずきます。”
オッケー。それでは、何年後にマンハッタン産の牡蠣が食べれますか?
グリーンバーグ氏いわく、”2050年頃じゃないかな。”と。
”事実、ニューヨーク自体が大きな河口なんです。”と、彼は付け加えます。
”昔々(マンハッタン島を挟む)両側の河口で獲れた牡蠣はそれぞれ塩分や味に特徴がありました。しかし現在は、ほとんどの水路は埋め立てて舗装されたり、地下は下水施設や地下鉄が通ってしまっているんです。”
地下鉄オイスターなんて出来るかも? そうなったら、もちろんカクテルソースを沢山用意しないとね。
▲翻訳はここまで
次はこれに対し私の意見や感想を綴っている、なぜ、ニューヨークはもう一度牡蠣の産地になるべきなのか(Part-Ⅳ) に続きます。
*4|An Oyster in the Storm
*5|Oyster Restoration Program:NY/NJ Baykeeper
ver.2016-03-28
写真:1890年頃のニューヨーク、牡蠣船で作業する従業員2世紀前から湾の浅瀬にあった3兆個もの牡蠣からなる牡蠣礁が自然の堤防となり、2012年にニューヨークを襲ったハリケーン「サンディ」の最初の防波堤になったと、グリーンバーグ氏は著書に書いています。(*4)
次の50年で海水が約2フィート(約61cm)上がると環境科学者によって予測されています。
それを踏まえて、サンディ以降、陸隊や、建築家、連邦および市役所当局は、次の大災害に備えて意見を交換し、5マイルに渡って大規模に堤防と高くするなどの対策を提案しています。
ただこのアイデアは概算で500億ドルもの費用がかかる言われています。
そこで、マンハッタン島のまわりに再び牡蠣を養殖することで10億ドル未満の予算に抑えられ、遥かに費用対効果が高いとグリーンバーグ氏は断言しています。
現在、NY/NJ Baykeeper(ニューヨーク州/ニュージャージー州ベイキーパー)(*5)は、ガヴァナーズ・アイランドに本部を置き調査を開始しています。
牡蠣は空になった(死んだ)牡蠣の殻に付いて縦に高く連なって生息する珍しい貝で、サンゴ礁のように広がります。
1972年より、政府による水質改善で、汚染はかなり減ってきていますが、 牡蠣礁による水質改善は自然に任せたまま継続できる方法だとグリーンバーグ氏は確信しています。
Photo: Getty Images
もっとも、この計画の重要なポイントはリサイクルです。
毎年、都市のオイスターバーから、トン単位で出る牡蠣殻の量を考えてみて下さい。
それらの牡蠣殻は、牡蠣礁を甦らせる土台として再生させる事ができるでしょう。
しかも、ベースとなる牡蠣殻の炭酸カルシウムは、コンクリートで覆うよりも、牡蠣の幼生を着床されるのにより恵まれた環境が作れるだろう。
”牡蠣礁だけが、ハリケーンによる洪水を防げる訳ではない。しかし、牡蠣礁があることで、最悪な状況を避ける事もできるだろう。”と、グリーンバーグ氏は言います。
”牡蠣礁は、例えば、風の無いロックウェイズやコニーアイランドまで広がるかもしれない。”とも書いています。
”(ハリケーンにより)波は予測しないところまで来るかもしれない。そして近い将来、私たちは(自然の災害に備え)陸地と海がうまく共存する事を考えなければならなくなる時が必ずきます。”
オッケー。それでは、何年後にマンハッタン産の牡蠣が食べれますか?
グリーンバーグ氏いわく、”2050年頃じゃないかな。”と。
”事実、ニューヨーク自体が大きな河口なんです。”と、彼は付け加えます。
”昔々(マンハッタン島を挟む)両側の河口で獲れた牡蠣はそれぞれ塩分や味に特徴がありました。しかし現在は、ほとんどの水路は埋め立てて舗装されたり、地下は下水施設や地下鉄が通ってしまっているんです。”
地下鉄オイスターなんて出来るかも? そうなったら、もちろんカクテルソースを沢山用意しないとね。
▲翻訳はここまで
次はこれに対し私の意見や感想を綴っている、なぜ、ニューヨークはもう一度牡蠣の産地になるべきなのか(Part-Ⅳ) に続きます。
*4|An Oyster in the Storm
*5|Oyster Restoration Program:NY/NJ Baykeeper
訳・本文:ブラガンザ知子
原文ブログはコチラ▼
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ver.2016-03-28