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牡蠣は卵巣に毒があるとよくいわれます。
でもそれは間違いなのです。
実際には毒はありません。
牡蛎は産卵期にグリコーゲンをはじめとした栄養成分を使い果たしてしまうため、味が落ちてしまうだけなのです。
「産卵期のカキは食うな」というアドバイスがいつのまにか「産卵期(Rのつかない月)のカキには毒があるから食うな」に変わっていってしまったようです。
産卵期は「Rのつかない月」と言いますが、実際は4月~6月も牡蠣は美味しいですし、夏にはイワガキがあります。
南半球は季節が逆ですし、通年食べることのできる三倍体のカキもあります。
ただし、汚染された海だったり、水温が上昇したりすると、牡蠣の食料となる「海の水」、そこに含まれるプランクトンなどが毒を持ち牡蠣の体内に吸収蓄積されてしまうことがあります。
美味しい牡蠣を食べるためには、みんなでチカラを合わせ海をキレイにする、キレイに保つ必要があるのです。
そのためにはその海に流れ込む河川、そしてその河川に水を湛える山々もキレイに保つ必要があります。
【Ver.】
2011-10-12改訂
2010-07-21改訂
2009-08-16改訂
2008-04-29公開