‪‪ IMG_4337

いま話題のこのツイートについて誤解…ご貝…もといご回答してみました


その①そもそも殻があぶないなら身も危ない!

殻も身も同じ海域で育ち、同じ出荷過程を経ているわけで、殻があぶないようなら身もなにもかもすべて危ない!ってうことになります

その②食べるときに殻を触る手が汚れていたらあたる!

お店の関係者とか、実際に食べる人とかの手が汚れていたら、牡蠣に限らずどんなものでも危なくなります

実際問題、殻付き牡蠣は手で食べますからそのリスクはお箸で食べる物よりも高いといえるでしょう。。。でもそれはお鮨も同じです

その③殻があぶないような牡蠣は臭くてマズい!

そもそも「あたる」=「食中毒になる」ってことは、その海域に「汚染水」が流れ込んでいるということです

牡蠣は1日約400リットルもの海水を濾過して成長するので、汚れも溜め込みやすいのです(※牡蠣自体に毒はありません)

それは殻も同じことがいえます

また殻が汚いと、いくら身から汚染を吐き出させても、その殻の臭いや、殻の周りの付着物が腐ったりした臭いが、密封された発泡スチロールで輸送されている内に、身に移って臭くマズくなるのです

意外と知らない生産者も多くて「うちは臭くない!」と…それはあまりに殻が汚くて、東京とかに運ばれている間に臭くなるからで、産地にいるとリアルタイムなのでわからないという次第

殻付き生牡蠣は海水から水揚げしてもしばらくは生きており、陸上では呼吸します。なので臭いも吸い込みやすいのです

そもそも、そんな殻の汚い牡蠣を出荷している時点で三流生産者…というより食中毒テロと同じですよね

というわけで
「牡蠣の殻に口をつけずに食べるとあたりにくい」はある意味ホントだが、そんなあぶない牡蠣やそんないい加減な店では食うな!
というお話でした

2020-12-09