‪‪ 01-1-300x192

廃棄物を原料に再生素材を製造するリファインバース(東京・中央、越智晶社長)は3月1日から、廃棄漁網をリサイクルしたナイロン樹脂「リアミド」を、アパレル業界向けの材料として供給開始した。大手アパレル資材商社モリト・ジャパンに、ボタンほかナイロン製小物などの素材として供給する。海洋プラスチック問題への関心が高まるなか、廃棄された漁網から新たな・・・詳しくは☟



2020-03-13 廃棄物を原料に再生素材を製造するリファインバース(東京・中央、越智晶社長)は3月1日から、廃棄漁網をリサイクルしたナイロン樹脂「リアミド」を、アパレル業界向けの材料として供給開始した。大手アパレル資材商社モリト・ジャパンに、ボタンほかナイロン製小物などの素材として供給する。海洋プラスチック問題への関心が高まるなか、廃棄された漁網から新たな製品をつくりだす資源循環の取り組みを加速させていく方針だ。(オルタナ編集部=堀理雄) ペレット(顆粒)状のナイロン樹脂(写真提供:リファインバース株式会社) 海洋プラごみに占める漁具の割合は高く、海域によっても異なるが、オランダのNGO「オーシャン・クリーンアップ」が米国のハワイとカリフォルニア州の間の160万平方キロメートル超の「太平洋ごみベルト」と呼ばれる海域を調べたところ、海に浮かぶプラごみの46%を漁網が占めた。 「リアミド」は、海水中で使用された廃棄漁網やシリコンコーティングされたエアバッグなどを原料に、同社独自の技術で製造されたリサイクルナイロン樹脂だ。2019年8月の発売後、市場拡大を目指してきた。 海洋プラスチック問題への社会的関心が世界規模で高まるなか、廃棄漁網由来の「リアミド」にはアパレル・ファッション業界などから高い関心が寄せられ、このほどアパレル向け資材としての用途開発を経てモリト・ジャパンへの供給開始に至ったという。 アパレル資材だけでなく、廃棄漁網を原料にナイロン繊維を製造する技術開発も併行して推進。ナイロン100%の長繊維も試作段階であり、量産化に向けた開発を進めている。 同社は「廃棄漁網やエアバッグ端材を単にリサイクルするだけではなく、素材の付加価値をさらに高める材料開発・用途開発を推進し、サーキュラーエコノミー(循環経済)の推進や海洋プラスチック削減といった具体的な取り組みをこれからも推進していく」としている。 同社は「廃棄物を原料とした、素材メーカー」として独自の技術開発を行い、オフィスなどでの使用済みカーペットタイルから合成樹脂素材を高効率で取り出すことに成功。さまざまな廃棄物から化学素材を精製し、再資源化する取り組みを進めている。