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ポンタ天気図|via. ねとらぼ

※あくまで2020年12月3日までに独自に調査入手した情報を元に構築した推測の域を出ない論説であること、都市伝説の域を出ないことを何卒ご理解ご了承ください
※なぜ公開したのかというと些細な情報でも牡蠣生産者にとっては役に立つと判断したためです

2020年12月1日、兵庫県の播州エリアで貝毒が発生したことにより牡蠣など二枚貝の「出荷停止措置」がとれらた



毎週検査し、3週連続で規定値を下回ればその措置は「解除」される

が、来週も規定値を上回る用であれば、またそこから3週間となる

三重県の牡蠣の名産地である伊勢のエリアでも牡蠣が大量斃死して不作となる自体におちいってる



これはどちらも同じ方程式が成り立つのではないかと著者は推測した

台風がほとんど上陸しなかったエリア
+暖冬(海水温高め)
=斃死 or 貝毒



すべては人類史上はじめて「シベリアの永久凍土」が溶けたことにはじまる



本来であれば南からの湿った空気が北に向かうにつれ、北からの寒気に冷やされ雨雲となる

まさか北から温かい湿った空気が雨雲になって降りてくるとは

その雨雲はヒマラヤ山脈などで摩擦され、とんでもない雷雨をインドなどに降らせた

そして、ちょうど日本を北海道から九州にタテになぞるようにその前線は停滞した

すべての南からの湿った空気や台風をその前線はバリアのように食い止めて、とくに2020年7月は日本全国において1日しか降雨しない日はない、すべて雨という状態になり

さらには、夏には台風の上陸を九州までしか許さず、本州はやっとひとつの台風だけ関西にかかるかくらいでしかなかった

溶けるはずのないシベリアの永久凍土が溶け出し
上陸するはずの台風がひとつも来なかった

すべて人類が記録をしはじめて以来はじめて、つまりは史上はじめてのことだ

当初は九州、特に有明海が特に被害が甚大

ほぼ内海で水深も最大6メートルと低く、もはや海水湖ともいえる「有明海」は、永遠に降り続く雨によって全体的に真水に近くなり、海水でしか生きられない牡蠣は大量に斃死した

仮にそのシベリアの永久凍土が溶け出して発生した前線を「シベリア前線」としたい

その「シベリア前線」は台風を阻んだ

その結果生まれたのがこの「ポンタ天気図」だ

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ポンタ天気図|via. ねとらぼ

台風こなくてラッキーじゃないか
違うの?

普通はそう思うだろう
たしかにその側面もある
台風で大量斃死する場合もたしかにある

でもそれ以上に「台風によって海がカキ混ぜられる」ことが、実は大変重要なことなのである

そもそも牡蠣が育つ最適エリアは「湾内」や「島に挟まれたエリア」「入り組んだエリア」など

つまりは「溜まりやすい」

海が静かなため、あらゆるものが海底に沈殿しやすいのだ

当然、牡蠣のエサとなるプランクトンも

それだけではない「あらゆる汚染」も

内海で静かということはそれを「カキ混ぜてくれる要素」は「台風」しかない

台風は海をカキ混ぜ、酸素をイキわたらせ、海を元気にしてくれるのだ

プランクトンとエサにする牡蠣

放っておくと沈殿して泥に覆われ、貧酸素となりプランクトンは増えない

エサも酸素も少ない海になり、当然、牡蠣は育たない

汚染も泥とともに「汚泥(ヘドロ)」として海底に溜まる

それを定期的にカキ混ぜないと、汚泥の中で腐敗し「メタンガス」などを発生、毒素を発生するようになってしまう

それも「貝毒」の原因となる「毒化したプランクトン」の発生要因のひとつよ言われている

カキ混ぜて酸素を送り込まないと、海をキレイにするはずのバクテリアや菌も働かない

つまりは「台風」が必要なのだ

風の谷も風が吹かなくなったら終わり。。。

台風がきたあとの海は生き返り、酸素とエサに恵まれ、牡蠣も良く育つ

このまま台風が上陸しないのであれば「人工的に台風をつくりだす」必要すらでてくる

海底で爆弾を爆破させる?それもひとつの手だろう

瀬戸内海は古くから安全で食にも環境にも恵まれた土地柄

都市や工業地帯も多い、つまりは汚泥も溜まりやすい

たとえば今回の貝毒エリアに指定されている「坂越湾」だが、坂越湾自体はワケあって1300年前から開発されていない特殊な湾で、貝毒はでていない

が、両隣は都市(赤穂)と工業地帯(相生)、貝毒の被害は避けられない

なぜ坂越湾を例にあげたかというと、この湾を理想に「海護る(アマモる)活動」という海洋保護活動をしている

が、ひとつの湾だけ護っても意味がないことを痛感させられる

なぜシベリアの永久凍土が溶けたのか

なぜ一か月も前線が停滞し長雨が続いたのか

なぜ台風が本州に上陸しなかったのか

なぜ暖冬なのか

なぜ貝毒が発生したのか


いくつもの「史上初のなぜ?」が降りかかる

奇しくも世の中も史上初のウィルス「コロナ」の真っ最中だ

2000年に世界は終わらなかったが、30年くらい予言がズレてることもあるかな?と思える昨今

台風がほとんど上陸しなかったエリア
+暖冬(海水温高め)
=斃死 or 貝毒



の可能性を考え、準備…とはいっても現状は冷凍などのストックしかないが、それを定期的に行うなど、ひとつでも多くの牡蠣を牡蠣生産者を活かせたら

正直なところ、長雨、台風が来なかったこと、暖冬で海水温が下がらない…「なにかあるのでは?」と思ってはいた…本来発生しない時期の貝毒発生も予想できたのではないか…まだまだだ、ホントに

それに予想できたとしても、いま提案できるのは「定期的な冷凍ストック」くらいなもん。。。それも値崩れや冷凍庫の維持費など、生産者に苦難を強いるレベルの提案にすぎない

とはいえすでに一部の生産者とはじめている「新たな冷凍方法」や、いま進めている「宇宙でも食べられる牡蠣」や「干し牡蠣」の研究成果も関係者の皆さんとシェアして活かしていけたら

以上、僕の論説(推測)がなにかしらの役に立てば幸甚なりや

それでも適応して共存共栄していくしかないのならば、そのいくつもの「なぜ」と向き合い後世に繋げていきたい

2020-12-03