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あの牡蠣って?


あの日本の牡蠣とは、先だって数奇の運命を経て、日本ではじめて全国に流通した「シカメガキ」のこと。

あの北米No.1の牡蠣は、第2次大戦後、日本からアメリカに渡り、いまではアメリカの牡蠣となった「 クマモトオイスター」のこと。


こちらのイベントです


【満員御礼】カナディアンワイン&オイスターPARTY+セカウマ特別企画あり

イベント内容を読むとわかるが、この「特別企画」の部分がそれ。


正確には「食べ比べ」!


正直いってしまうと、、まだ「対決」や「決戦」と称するには問題がある

実際にイベント主催者であるブラガンザ知子氏(かきうみ株式会社)もそんなことは一言も言っていない

なぜかというと、条件があまりに異なるからだ。


前者の「シカメガキ」は、提供まで3日以内、生産エリアの海そのまま。

ところが、輸入物の「クマモトオイスター」はアメリカから日本に到着したのが3/7。そのあとディストリビューター(輸入元)である牡蠣生産者の海水循環装置(貯蔵プール)の中で蓄養されたもの。

これで評価されてしまうというのだから、生産者はたまったものではない。


「食べ比べ」だからって「威信」はかかっている!


「クマモトオイスター」はいまや北米No.1人気であり、牡蠣自体も北米No.1生産者のもの。ちなみに世界で一番殻付き活牡蠣を売っている会社でもある。

実際の食べ比べならね、国内のシカメガキがリリースされている今、それが取り扱われているオイスターバーなどで気軽に実施できるようになった。それはユーザー、、消費者の自由だ。

だが、有名な牡蠣あけ師が、それを集客の肝のひとつとして使ってイベントを行う場合は同じとは言えない。

よくぞ、こんな様々な軋轢を生むコンテンツに手を付けたもんだ。そんな無茶は俺しかしないと思っていた。さすが俺の弟子!といったところか。


とはいえ「生産者・提供者・消費者のために」必要な一撃


なんだかんだいっても、食べ比べや対決(プロレスね)はおもしろい!

つまりは、消費者が楽しい=盛り上がる=売れる。

提供者も誰かがフォーマットさえ作ってくれたら、消費者が喜ぶコンテンツを提供できる!

そしてそれは生産者のモチベーションへと繋がっていくのだ。

かくいう僕も2012年に「かき日本一決定戦」を手掛けたが、そりゃいろんなことがありましたが、いまでは・・。

誰かがね、十字架にかかんないと、なんも始まらない、生まれないときもあるからね。

軋轢だけじゃない・・いろんな人の未来が変わる。よくぞ背負ったよ。嫌われる勇気。

創造者の世界へようこそ!
骨は拾うぜよw

ひとつ、どんなものを創ろうがやろうが自由だが、何事にも命を懸けた人たちがいる。そことのシンクロ率・・愛・・リスペクトだけは忘れないようにね。そこさえ忘れなきゃいいコンテンツになるよ、、てかそれを忘れて創ってはいけない。

なにせそこがなきゃ、そもそもイベントすらできないのだから。


関連情報:
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ver.2016-03-19