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そこで、それに近い品種が有明海にあるので、ちゃんと設計しデザインし、今年はじめ(2016年初頭)に日本
の市場に史上初めて出荷した(オイスターバーなど牡蠣専門店だけ…てか弟子たちのお店だけな感じだが。説明とかちゃんとできないとただのしょぼい牡蠣とか云われかねない)。
それが、スミノエ(澄之江)と呼ばれる品種。そのまま「スミノエ」という名前で出している(販売元はかきうみ株)
これね↓
さて、今日のカキさら「牡蠣パンバター」だが、要はオイスター(殻付き活牡蠣)の本場フランスの食べ方を再現することで、本当にフランス人のいうところ「牡蠣とシャンパーニュは鉄板である」ということを日本で再現し証明できる一皿というわけだ。
よく牡蠣がワインに合うか合わないか論じているが、そもそも、本場フランスと同じ状態でマリアージュしてみたことがあるのか!と、そういうことです。
その上で合う合わないを論じるべし。
まとめると、まずは「痩せている牡蠣」もしくは「ヨーロッパフラット」に近い牡蠣を用意する。いまならスミノエってことになりますな。
で、パンにバター(無塩)を塗って、そこに乗せるか一緒に食べる。で、シャンパーニュを流し込んでみる。
世界中のいろんな食べ方を紹介したのに、参加者のほとんどのアンコールリクエストが、この「スミノエパンバター&シャンパーニュ」だったことからもわかる。
そして、こないだローランペリエ(有名なシャンパーニュね)の大使(バリバリ生粋のフランス人)とイベントをしたときに、この「スミノエパンバター&シャンパーニュ(しつこい。アレでいいよね、もうw)」を食べてもらったのだけど、「これだ!これだよ!」と。
てか、これ出すまでは、それなりな扱いだったのだけど、これ出してからは(大使が僕に対して)超リスペクト対応!喰いもんってそんなもんすよね。
そもそも有明海には世界中にいるいろんな品種がいるんですよ。というか本来ならマガキが強すぎて、いろんな品種は共存できないんですけどね。有明海の特殊な環境が、それを可能にしている。
でも食べ方とかとても大事。それを踏まえた上で、ちゃんと設計しなおしてデザインして出荷してみたらあっという間に売切れですよ、、僕がイベントする予定だった分までw
フランスの生産者も太ったスペシャリテというバージョンも生産してたりします。というのは、痩せてる牡蠣が好きなのは実は「パリジャンだけ」だったり(この話は長くなるのでまたあらためて)。
でも、そのスペシャリテでもこんなもんです↓
そんなニーズに見事に答えたのが、牡蠣の味・海の味・クリーミーさの3つを見事に併せ持つ「クマモトオイスター(現在アメリカの牡蠣)」、、実はシカメ種という有明海原産の牡蠣。
そんな牡蠣も昨年11月にはじめて有明海でつくって贈りだしたんですよ。この牡蠣はどうやって食べるのがいいかって?そうですねぇ・・それはまたの機会に(ちなみに最初のインスタの写真の牡蠣はこのシカメだったりw)。
というわけで、今日のカキさら「牡蠣パンバター」にはこんなに深い背景があったのでした、まる
さてさて次のカキさらにはどんな物語があるのでしょうかね。今日のところは一旦おサラばということで…c(^^)❤
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・早見年表|1960年代後半フランスのカキ絶滅の危機から現在まで
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・勝手に金<カネ>を産む「自然資産」
・世界かき紀行
・休日の昼下がり 牡蠣とシャンパーニュの会
・牡蠣ってこんなにいろんな品種がいるの・・?!
・クマモト・オイスターの謎
・あの数奇な牡蠣が史上初の全国出荷・・!
ver.2016-06-15
そこで、それに近い品種が有明海にあるので、ちゃんと設計しデザインし、今年はじめ(2016年初頭)に日本
の市場に史上初めて出荷した(オイスターバーなど牡蠣専門店だけ…てか弟子たちのお店だけな感じだが。説明とかちゃんとできないとただのしょぼい牡蠣とか云われかねない)。
それが、スミノエ(澄之江)と呼ばれる品種。そのまま「スミノエ」という名前で出している(販売元はかきうみ株)
これね↓
さて、今日のカキさら「牡蠣パンバター」だが、要はオイスター(殻付き活牡蠣)の本場フランスの食べ方を再現することで、本当にフランス人のいうところ「牡蠣とシャンパーニュは鉄板である」ということを日本で再現し証明できる一皿というわけだ。
よく牡蠣がワインに合うか合わないか論じているが、そもそも、本場フランスと同じ状態でマリアージュしてみたことがあるのか!と、そういうことです。
その上で合う合わないを論じるべし。
まとめると、まずは「痩せている牡蠣」もしくは「ヨーロッパフラット」に近い牡蠣を用意する。いまならスミノエってことになりますな。
で、パンにバター(無塩)を塗って、そこに乗せるか一緒に食べる。で、シャンパーニュを流し込んでみる。
どうです?はじめて「牡蠣とワインって本当にあうんだ!」と思えたのでは?
それは、世界牡蠣紀行という僕のイベントでも証明されました。世界中のいろんな食べ方を紹介したのに、参加者のほとんどのアンコールリクエストが、この「スミノエパンバター&シャンパーニュ」だったことからもわかる。
そして、こないだローランペリエ(有名なシャンパーニュね)の大使(バリバリ生粋のフランス人)とイベントをしたときに、この「スミノエパンバター&シャンパーニュ(しつこい。アレでいいよね、もうw)」を食べてもらったのだけど、「これだ!これだよ!」と。
日本の太った牡蠣だと違うって僕はみんなに云い続けてきたんだ。だけど、日本で再現できなかったから、半ばあきらめてた。こんな牡蠣を贈りだしてくれてありがとう!(と何度も何度も)
てか、これ出すまでは、それなりな扱いだったのだけど、これ出してからは(大使が僕に対して)超リスペクト対応!喰いもんってそんなもんすよね。
そもそも有明海には世界中にいるいろんな品種がいるんですよ。というか本来ならマガキが強すぎて、いろんな品種は共存できないんですけどね。有明海の特殊な環境が、それを可能にしている。
でも、小さかったり太らない品種は、売れないので地元だけで消費されてたんですよ
ところが世界に目を向けてみたら、それがとんでもない宝だったという。でも食べ方とかとても大事。それを踏まえた上で、ちゃんと設計しなおしてデザインして出荷してみたらあっという間に売切れですよ、、僕がイベントする予定だった分までw
ちなみにね、世界の80%以上が日本のマガキ種を育ててるんですよ
で、マガキは太りやすい。なので、最近は痩せてる小さい牡蠣が好きだった欧米人も、小さくて太ってる牡蠣が好きって人も増えてきた。フランスの生産者も太ったスペシャリテというバージョンも生産してたりします。というのは、痩せてる牡蠣が好きなのは実は「パリジャンだけ」だったり(この話は長くなるのでまたあらためて)。
でも、そのスペシャリテでもこんなもんです↓
そんなニーズに見事に答えたのが、牡蠣の味・海の味・クリーミーさの3つを見事に併せ持つ「クマモトオイスター(現在アメリカの牡蠣)」、、実はシカメ種という有明海原産の牡蠣。
そんな牡蠣も昨年11月にはじめて有明海でつくって贈りだしたんですよ。この牡蠣はどうやって食べるのがいいかって?そうですねぇ・・それはまたの機会に(ちなみに最初のインスタの写真の牡蠣はこのシカメだったりw)。
というわけで、今日のカキさら「牡蠣パンバター」にはこんなに深い背景があったのでした、まる
さてさて次のカキさらにはどんな物語があるのでしょうかね。今日のところは一旦おサラばということで…c(^^)❤
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関連記事:
・早見年表|1960年代後半フランスのカキ絶滅の危機から現在まで
・日仏牡蠣交流に新たなる歴史の1ページ
・勝手に金<カネ>を産む「自然資産」
・世界かき紀行
・休日の昼下がり 牡蠣とシャンパーニュの会
・牡蠣ってこんなにいろんな品種がいるの・・?!
・クマモト・オイスターの謎
・あの数奇な牡蠣が史上初の全国出荷・・!
ver.2016-06-15