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佐賀)貝で「土壌改良」か 三重津海軍所跡ドライドック

 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ、三重津海軍所跡(佐賀市川副町・諸富町)で市教委が進める発掘調査で、ドライドック部分の底に貝を砕いて敷き詰めて硬くした「土壌改良」の跡とみられる層が見つかった。潟なのに巨大な・・


出典情報:
・朝日新聞|松川希実|2016年2月29日


ver.2016-03-02
 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つ、三重津海軍所跡(佐賀市川副町・諸富町)で市教委が進める発掘調査で、ドライドック部分の底に貝を砕いて敷き詰めて硬くした「土壌改良」の跡とみられる層が見つかった。潟なのに巨大な西洋型蒸気船を修復する時に、どうやって船が沈まないようにしていたのかという謎の解明につながりそうだ。  市教委の世界遺産調査室によると、地表から約5メートル、粘土質を掘り下げたドックの底付近とみられるところで、大量のカキ殻やシジミなどの貝が砕いて敷き詰められているのが新たに見つかった。近くで木の杭2本や、木の板も出土した。  杭はすでに見つかっていた上流側護岸と対応する下流側護岸の木組の一部とみられる。測量すれば、推測だったドックの幅がわかり、復元に役立つという。