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カキむき、身を傷つけず超高圧で楽々
(河北新報|宮城|経済|2015年05月19日火曜日)

 水産業復興特区を適用した「桃浦かき生産者合同会社」(石巻市)は、カキむき専用の超高圧処理装置を導入した。最大4000気圧をかけて貝柱を剥がし、身を傷つけずに簡単に殻から取り出せるのが特長。殺菌効果もある。本年度は90トンのむき身生産を目指す。  合同会社を設立した水産卸の仙台水産(仙台市)によると・・


カキペディア編集長評:
そもそもが「殻付き活牡蠣」専門なのだが、料理などで「むき身」という商品規格は重宝している。1次産業に従事する人が減り続ける中、機械化していくことは素晴らしいことだと思うのでニュースとして取り上げることにした。価格を据え置きでも「生産者に残る利益」が増やせるなどのメリットもある。

素朴な疑問を2つ。
1、高圧で牡蠣は破裂しないのか?
2、なんだかんだリストラ問題はおきるのかな…高齢化してるから自然引退で結か。


Ver.2015-05-21

カキむき、身を傷つけず超高圧で楽々
見出し終わり 本文はじめ  水産業復興特区を適用した「桃浦かき生産者合同会社」(石巻市)は、カキむき専用の超高圧処理装置を導入した。最大4000気圧をかけて貝柱を剥がし、身を傷つけずに簡単に殻から取り出せるのが特長。殺菌効果もある。本年度は90トンのむき身生産を目指す。  合同会社を設立した水産卸の仙台水産(仙台市)によると、同様の装置の導入は全国で初めてという。  装置は18日、現地で水産関係者らに公開された。担当者がカキをプラスチック製の筒状の容器に入れ海水などで満たし、1800気圧を10分間かけた。減圧後のカキは貝柱が剥がれ、手で簡単に身を取り出せた。  神戸製鋼所などが開発し事業費は約2億円。合同会社は3月に装置を設置し、試験した結果、1時間当たり32~40キログラムの生産が可能で、殻をむく「むき子」12~15人分に相当するという。  カキ養殖業では、むき子が高齢化して減少傾向にあり、人の手によらないカキむき方法の確立が課題となっていた。  合同会社の大山勝幸代表社員は「付加価値の高い商品が作れる。事業を成功させ、全国のカキ養殖業が抱える問題に解決の方向性を示せると確信している」と強調。仙台水産の島貫文好会長は「新商品やマーケットの開発、需要の創出が期待できる」と話した。