同じ値段なのに、大きさの違う牡蠣が出てきて、困惑したことはないだろうか?
困惑しないまでも、一緒に行ったもの同志で、どれを取るか譲り合ったり…など。
冒頭の写真を見てもらいたい。これはフランスのレストランで撮影したもの。すべて粒がそろっていることに注目してもらいたい。
なぜか?それは「3番をください」と注文したから。
そうフランスでは法律で牡蠣のサイズ(規格)が「重さ」で決められているのである。
殻付き牡蠣の重さによって、5番から0番までの6等級に分類され出荷されている。
基準は?と質問したところ、フランスでは一口サイズの牡蠣が好まれるため、4番は女性の一口サイズ、3番が男性の一口サイズになるようを定められているという。
つまり同じ値段の牡蠣の粒が揃っているということ。
消費者満足のために日本でも実現できないだろうか?
さらに美味しく、さらに楽しく!
2013年10月1日、オイスターアカデミーではこういった「同じ価格で牡蠣の大きさが違う問題」を解決すべく「殻付き牡蠣規格制定委員会」を発足すると発表した。
データサイエンティストの小林シュウ氏をはじめとした牡蠣専門家の協力のもと、年内に最適な規格の制定を目指す。
生産者、提供者、消費者の有識者を交え、最適な規格にできるよう努める。
制定までの流れとしては、規格がある程度まとまったところで、指定の店舗において実験的に実施。 消費者に受け入れられることを確認してから、生産者への導入を促していく予定。
出荷段階で重さでグレーディング(サイズ分け)されれば、身が入っていないものなどのロスを減らすことができる。
結果として提供価格も下げることができ、提供者、消費者にはいいことづくめだが、生産者にとっては、負荷となる部分も多いため、ちゃんとしたニーズを確保するなど、慎重に普及を進めていきたいと、リーダーの小林氏は語る。
課題も多いという。 フランスで流通しているのは、ヨーロッパヒラガキとマガキのみ。 規格を制定しやすいといえばしやすいのだ。
一方、日本では、マガキ、岩牡蠣、オイスターバーに行けば、世界各国からの牡蠣が並ぶ。殻の重さ自体が違うので、統一規格というわけにはいかない。
そこで、まずは日本国内のマガキの基本規格の制定から臨んでいくとのこと。ゆくゆくは、岩牡蠣なども含めた規格を整理していきたいという。
なにはともあれ、もし規格の制定が実現すれば、間違いなく消費者の満足には繋がる。
つまりは、結果として殻付き牡蠣市場がさらに拡大することに繋がるのではないだろうか。
Ver.2015-09-21,2013-10-01
同じ値段なのに、大きさの違う牡蠣が出てきて、困惑したことはないだろうか?
困惑しないまでも、一緒に行ったもの同志で、どれを取るか譲り合ったり…など。
冒頭の写真を見てもらいたい。これはフランスのレストランで撮影したもの。すべて粒がそろっていることに注目してもらいたい。
なぜか?それは「3番をください」と注文したから。
そうフランスでは法律で牡蠣のサイズ(規格)が「重さ」で決められているのである。
殻付き牡蠣の重さによって、5番から0番までの6等級に分類され出荷されている。
基準は?と質問したところ、フランスでは一口サイズの牡蠣が好まれるため、4番は女性の一口サイズ、3番が男性の一口サイズになるようを定められているという。
つまり同じ値段の牡蠣の粒が揃っているということ。
消費者満足のために日本でも実現できないだろうか?
さらに美味しく、さらに楽しく!
2013年10月1日、オイスターアカデミーではこういった「同じ価格で牡蠣の大きさが違う問題」を解決すべく「殻付き牡蠣規格制定委員会」を発足すると発表した。
データサイエンティストの小林シュウ氏をはじめとした牡蠣専門家の協力のもと、年内に最適な規格の制定を目指す。
生産者、提供者、消費者の有識者を交え、最適な規格にできるよう努める。
制定までの流れとしては、規格がある程度まとまったところで、指定の店舗において実験的に実施。 消費者に受け入れられることを確認してから、生産者への導入を促していく予定。
出荷段階で重さでグレーディング(サイズ分け)されれば、身が入っていないものなどのロスを減らすことができる。
結果として提供価格も下げることができ、提供者、消費者にはいいことづくめだが、生産者にとっては、負荷となる部分も多いため、ちゃんとしたニーズを確保するなど、慎重に普及を進めていきたいと、リーダーの小林氏は語る。
課題も多いという。 フランスで流通しているのは、ヨーロッパヒラガキとマガキのみ。 規格を制定しやすいといえばしやすいのだ。
一方、日本では、マガキ、岩牡蠣、オイスターバーに行けば、世界各国からの牡蠣が並ぶ。殻の重さ自体が違うので、統一規格というわけにはいかない。
そこで、まずは日本国内のマガキの基本規格の制定から臨んでいくとのこと。ゆくゆくは、岩牡蠣なども含めた規格を整理していきたいという。
なにはともあれ、もし規格の制定が実現すれば、間違いなく消費者の満足には繋がる。
つまりは、結果として殻付き牡蠣市場がさらに拡大することに繋がるのではないだろうか。
Ver.2015-09-21,2013-10-01