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Chapter3:オリジナル・クマモト・オイスター復活!?


こうした欧米をはじめとした世界的に有名となった「クマモト・オイスター」の人気に目を付けた、本家本元である熊本県が立ち上がりました。

2005年から、県をあげての「オリジナル・クマモト・オイスター復興」の一大プロジェクトがはじまったのです。

その背景には、熊本県の一大産業である「真珠」などが病気などので被害や海外産の輸入が増加する中で、その施設をそのまま流用できる「クマモト・オイスター」の生産を活路のひとつとして見出したという経緯もあります。

さて、具体的には、熊本県水産研究センターが「クマモト・オイスター」の元である「シカメカキ」のDNAを持つ牡蠣を県内で探し、それを繁殖させる研究を開始。

2009年に、稚貝を県内の養殖可能な団体に配布されました。

そして、2011年、期間限定かつ熊本県内限定ではあったのですが、「オリジナル・クマモト・オイスター」が店頭に並びました。

その後、そもそもシカメカキは干潟の牡蠣にも関わらず、垂下式で育てていたり、生産者の賛同を得られないようになっていくなど、問題や課題がたくさんあり、なかなか思うようにプロジェクトは進展していないそうです。

私自身も熊本県の復活プロジェクトのアドバイザーに就任させていただきましたが、思うように力になれず申し訳なかったです。 

そもそもアメリカが築いたブランド。一度も国内で流通していないのに「復活」というのも、どうなのかな、という意見の食い違いもあったのですが。 

そのようななか、同じ有明海の佐賀県の生産者が、本来のシカメガキの適正生息域である干潟で養殖に成功。 

ともに、ニューヨークに持って行き、現地の生産者や関係者に食べ比べしてもらう、というプロジェクトが現在進行(2015-12-02現在)しております。 

2016年2月11日、歴史上初となる国内産シカメカキの全国出荷が行われた。 


牡蠣に国境はない。KakiOyCyは世界を繋ぐ! 

この記事で、100年を超えるカキズナ(牡蠣絆)、日米牡蠣交流があることを皆さまに伝えられたのなら嬉しいです。 

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出典情報: 
Taylor Shelfish、Grand Central Oyster Bar NY、カナダ牡蠣生産組合、バンクーバーアイランド大学研究センター、岸朝子さん、熊本県、熊本県水産研究センター、新聞各紙、牡蠣の人調べ