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ーロッパで牡蠣の養殖が始まったのは、約2500年前、紀元前の古代ローマ時代といわれております。

かのシーザー(カエサル)も牡蠣が大好物だったとか。

牡蠣しかも養殖するまでのレベルで拡まった最大の理由は、兵士の食糧確保。

ローマは、侵略すれども略奪はしないことで、各国から支持を得て拡大していきました。

ちゃんと税をとる仕組みをつくってたんですね。

そのため、兵士は食糧を自分たちで調達する必要があったのです。

そこで、進軍にあわせて、陸路ならば小麦を、海があるところには「カキ」を養殖して進軍していったのだそうです。

当時の養殖方法は「地蒔き」と呼ばれる、干潟に牡蠣をばらまき繁殖させるという単純なものでした。

これが記録上の牡蠣養殖のお初、はじまりです。古代ローマが発祥なのです。

海があれば養殖することができ、そのまますぐに食べることができる。

滋養強壮、かつ良質なタンパク源となるカキは、富国強兵に一役かいました。

さらにその美味しさから、当時すでにグルメ文化が発達していた本国ローマでも人気の食材となったのです。

こういった2500年を越える歴史的背景がゆえに、あまり生食文化のない欧米諸国でも、牡蠣だけは生で食べるのだそう。

あの美食大国フランスでもカキだけは調理する方が珍しいくらいです。

「そのままですでに海が最高の料理として完成させている。さらに手を加えようがない」と。

ちなみに日本の牡蠣養殖の歴史は約400年前から。

というわけで、ローマ帝国の強さの秘密は実はカキだったというわけです。

余談ですが、フランスなどを中心に生息していたヨーロッパのカキ(ヒラガキ)が、1970代前後に病気などで絶滅する被害があったため、その病気に唯一打ち勝つことができた日本種を養殖するようになりました。

そしていまでは、ヨーロッパに流通するカキの99%が日本のマガキの子孫です。

参考情報:
・Ifremer(フランス国立海洋研究所)提供の資料より

Ver.2015-09-20、2013-10-30、2011-10-22、2010-09-09、2009-12-08、2008-02-09