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日本には主に「真牡蠣(マガキ)」(養殖中心)と「岩牡蠣(イワガキ)」(天然と養殖混在)が存在します。

マガキの寿命ですが、世界的に見てもマガキは養殖が主。その養殖のサイクルが1~4年であるため、一般的にはそのサイクルに合わせて、約4年(3年から5年)が寿命といわれております。

が、とくに手を加えず、岩などに自然に貼り付いて生息しているマガキは、環境さえよければ約30年程度生きるという調査研究の結果もあり、天然で生息しているマガキの寿命は20年以上といえます。

岩牡蠣も同じく、天然ものは3年~10年ものを収穫しますが、寿命自体は20年以上のものもいるという調査結果がございます(殻の縞模様などから推計)。

結論、特に人の手が加わらず、環境のいい場所で生息する場合のカキの寿命は「20年以上」といえます。

牡蠣は年を重ねるごとにどんどん大きく成長していくので、特に岩牡蠣はとんでもない大きさのものがあったりします。

ただし、大きくなりすぎると「す」が入るようになり、味が落ちていくといわれています。

食べごろは生育地域、種類によって異なりますが、マガキが1~3年、岩牡蠣が1~10年が美味しいとされています。

マガキだと採苗から1年以内に出荷するものを「1年牡蠣」、3年程度で出荷するものを「3年牡蠣」といいます。

年数分大きくなっていく牡蠣。大きい牡蠣が好きな方が多い日本の皆さんからすれば、すべて3年牡蠣にすれば?と思う方もいらっしゃるかと。

ひとつは、人間は舌に一口で乗るサイズを味わえるという研究結果があること。

また、牡蠣は1年目、2年目・・・と生存確率が下がっていくため、生産コストも含め様々な確度からの検討が必要となるなど、用途やニーズにあわせ生産されています。

また、栄養豊富な海域であれば、1年でもとても大きく成長します。

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