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米首都ワシントンから東に位置するチェサピーク湾で育ったカキ(2014年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/MLADEN ANTONOV

便器リサイクルしてカキ養殖、水質改善と災害対策に 米NY市

市当局によると、これらのカキは食用に養殖されるわけではないため、トイレ育ちのカキがニューヨークのレストランで提供されることはとりあえずないようだ。
世界で最も忙しい空港の一つ、米ニューヨーク(New York)のジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)近くの海で、カキ5万個を育てるプロジェクトが発足した──養殖施設の材料として使われるのは、再利用した磁器製の便器5000個だ。

ニューヨーク市が6日に発表した「Billion Oyster Project(オイスター10億個プロジェクト)」の主な目的は、ジョン・F・ケネディ国際空港があるジャマイカ湾(Jamaica Bay)の塩性湿地の半塩水と真水の水質改善および暴風雨対策だ。 費用100万ドル(約1億円)の同プロジェクトで使われるのは、約5000個の便器。これを・・

出典情報:
便器リサイクルしてカキ養殖、水質改善と災害対策に 米NY市|AFP

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牡蠣は天然の水質(環境)浄化装置。1個が1日約400リットルの海水を濾過して育つ。だからこそおいしい。だからこそあぶない。その特性を活かして様々な取り組みが行われている。昨年50年ぶりに海開きできた東京都の海水浴場もそのひとつだ。記事は「さすがに食べない」と締めくくられている。欧米人は牡蠣は基本的に生で食べる。レストランでオイスターといえば主に殻付き生牡蠣のことだ。水質(環境)を浄化して生では食べられないような汚染エリアの牡蠣を加熱用としてまで商売して食中毒事件を起こしまくる某国とはさすがに違うらしい。僕自身もお台場オイスターという環境改善プロジェクトを行っている。

2016-09-08
【9月7日 AFP】世界で最も忙しい空港の一つ、米ニューヨーク(New York)のジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)近くの海で、カキ5万個を育てるプロジェクトが発足した──養殖施設の材料として使われるのは、再利用した磁器製の便器5000個だ。  ニューヨーク市が6日に発表した「Billion Oyster Project(オイスター10億個プロジェクト)」の主な目的は、ジョン・F・ケネディ国際空港があるジャマイカ湾(Jamaica Bay)の塩性湿地の半塩水と真水の水質改善および暴風雨対策だ。  費用100万ドル(約1億円)の同プロジェクトで使われるのは、約5000個の便器。これを砕いて再利用し、カキを養殖する。ここでは、汚染と乱獲により、野生の個体が数十年前に絶滅している。  カキは、水中の汚染物質をろ過し、湿地と海岸線を浸食や高潮から守るほか、海洋生物の生息可能な環境をつくるなど、海洋生態系を健全に保つ役目を果たす。  ニューヨーク市当局も、暴風雨の影響を和らげ、水を浄化するカキが、持続可能で災害に強い街を築くために一役買ってくれるのではないかと期待を寄せている。ニューヨーク市は2012年、ハリケーン「サンディ(Sandy)」の影響で都市機能が麻痺した。  カキは十分な大きさに育つと産卵し、その後は、人手をそれほど必要とせずとも成長すると見込まれている。周辺の水域は、2年間にわたって水質改善の観測が続けられる。  市当局によると、これらのカキは食用に養殖されるわけではないため、トイレ育ちのカキがニューヨークのレストランで提供されることはとりあえずないようだ。(c)AFP